楽天2位浮上!ソフトBと同率並んだ超混戦パCS争い 島内が自己最多5打点 石井監督は通算200勝

[ 2023年10月2日 05:20 ]

パ・リーグ   楽天8-2オリックス ( 2023年10月1日    京セラD )

<オ・楽>2回2死満塁、走者一掃に適時二塁打を放つ島内(撮影・須田 麻祐子)
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 楽天・島内が12年目で自己最多を更新する5打点で3連勝に導いた。初回無死一、二塁で黒木の高め直球を中前に運び、2試合連続の先制打。2回は2死満塁で右越えに走者一掃の3点二塁打を放つと、4回も右翼線への適時二塁打で続いた。前夜も2打点挙げていたが「たまたまなので」と控えめに喜んだ。

 春季キャンプで左肩を痛めた影響で前半戦は打率1割台に低迷した。7月6日に2軍に降格したが、8月11日の1軍復帰後は打率・325と右肩上がりで「仕事もできず迷惑ばかりかけたので、ちょっとは貢献したい」と巻き返しに燃える。

 これで石井監督の通算勝利数が200勝に到達。就任3年目の指揮官は「田中(将の日米通算200勝)より先に?すげーうれしいです」とおどけたが、球団では星野仙一氏(262勝)、野村克也氏(256勝)に次ぐ3人目となった。

 島内は個人タイトルを獲得するたびに石井監督から豪華なご褒美を贈られてきた。21年の打点王は100万円超の高級スニーカー、22年の最多安打は高級オーダースーツをゲット。勝利こそ最大の恩返しで「大事な区切りに貢献できて良かった。全然打てていないのに使ってもらっているので」とうなずいた。

 敗れたソフトバンクに並び4月6日以来、178日ぶりに同率2位に浮上した。最大13あった借金を完済どころか4月5日以来の貯金1となり、4位ロッテと3チームが0・5ゲーム差内にひしめく混パを演出。2日からはそのソフトバンクとの2連戦に臨む。「もっと勝ってCSに行きたい」と島内。勢いのまま混戦から抜け出すつもりだ。(重光 晋太郎)

 ▼楽天・荘司(5回9安打2失点で7月5日のプロ初勝利から自身5連勝)序盤からたくさん援護を頂き楽に投げられた。野手の皆さんに感謝です。

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