日米通算250セーブのオリ・平野佳 リリーフ転向に導いた岡田監督に感謝「日本シリーズで見せられたら」

[ 2023年10月2日 22:13 ]

パ・リーグ   オリックス3ー0日本ハム ( 2023年10月2日    京セラD )

<オ・日>250セーブを達成し記念ボードを手にする平野佳(撮影・後藤 正志)
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 オリックスの平野佳寿投手(39)が2日、本拠地京セラドームで行われた日本ハム戦の9回に登板。1回を無失点に抑え、チームは3-0で勝利。今季29セーブ目で、史上4人目となる記念すべき日米通算250セーブに到達した。

 39歳6カ月での250セーブ到達は最年長記録で、名球会入りの条件も満たした。これは、球団では阪急時代の83年に通算2000安打を放った福本豊以来、89年にオリックスとなってからは初の快挙となった。

 試合後、平野佳は2010年に中継ぎ投手に転向した際を振り返り、「あのときは、前年(09年は3勝12敗)が全然、先発でダメだったので、5年目にやってやるぞという気持ちでいきましたけど、そのときに岡田監督から中継ぎと言われたときに、選べる余地はなかった。それならこの世界にしがみついていかないと思ったのが5年目だった」と振り返った。そして、その結果が、この250セーブへとつながった。

 岡田監督への思いを問われると「藤川さんとか久保田さんとか凄い中継ぎをつくられたのをずっと見ていて、凄いなと思っていた。同じようにこっちでもつくろうとされていたと思いますし、そこのワンピースに入れたのは嬉しかったですし、本当に感謝しています」と言及。岡田監督が阪神時代にリリーフに抜擢した藤川、久保田は「JFK」として活躍。05年のリーグ優勝を導く要因ともなった。平野佳も、岡田監督が残した“遺産”ともいえる。

 今季は阪神も18年ぶりのリーグ優勝を果たし、日本シリーズで対戦する可能性もある。「今年のオープン戦もあいさつしたら、まだやっとったんかと言われた。もう1回、日本シリーズで対戦するのであれば、まだやっているぞと岡田監督に見せられたらいいなと思います」と“再会”を心待ちにしていた。

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