落合博満氏の運命変えた雑草軍団「大番狂わせ」初の都市対抗出場

[ 2023年7月14日 17:00 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が14日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。自身が3度出場した「都市対抗野球」(14日開幕)について語った。

 76年に東芝府中で都市対抗野球に初出場した落合氏。「初めて全国大会に予選勝ち上がって出たっていうね。会社そのものが大騒ぎ」と振り返った。当時、東芝は東芝本社と東芝府中の2チームがあった。「東芝の本社が出場できなかったんだよ。本社に挨拶に行ったときに結構喜んでもらえてね。“本社は何してんだ!”って(東芝のチームは)怒られたという話は聞いたけどね」と語った。「本社は午前中仕事して昼から練習。府中工場は夕方5時まで仕事してそこから練習っていう、クラブチームに毛の生えたようなもんだったの」と懐かしんだ。

 日産、日通、電電関東など、全国優勝経験ある強豪がひしめく南関東地区から都市対抗に出られる2チームに入るのは至難の業だったという。「日通にも日産にも、そのあとプロ野球入った選手いるからね。日通は村上(之宏、76年南海4位)、日産は名取(和彦、79年ドラフト会議 南海1位)かな」。ドラフト会議で指名される有名選手を擁したいずれも全国的な強豪で、「まさか勝てるとは。大番狂わせ」とうれしそうに語った。

 東芝府中からプロ入りしたのは落合氏が初めてだった。「東芝府中からプロ行ったのはオレが最初だもん。秋田工業からも最初。その後何人か、府中からはプロ野球選手入ってるのがいるけどね。だいぶ前に廃部しちゃったけどね」と少し遠い目をした。

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