【球宴プラスワン投票】セはバウアー史上最多得票、パは由伸 村上選ばれず…3冠王が翌年未出場は史上初

[ 2023年7月14日 16:00 ]

プラスワン投票で球宴に選出されたオリックス・山本由伸(左)とDeNA・バウアー
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 「マイナビオールスターゲーム2023」(7月19日=バンテリンD、同20日=マツダスタジアム)のセ、パ両リーグの「最後の1人」を選ぶプラスワン投票の結果が14日に発表され、セはDeNAのトレバー・バウアー投手(32)、パはオリックスの山本由伸投手(24)が選出された。バウアーは初選出、山本は5度目の出場。これでセパ出場全62選手が決定した。

 プラスワン投票はファン投票、選手間投票、監督推薦各枠の出場選手決定後に、各選出方法で選ばれていない選手の中からセ・パ両リーグ1人ずつ、合計2人を再びファン投票で選ぶ。今回の投票延べ人数は 65万5374人、得票総数は124万349票。セ・リーグはバウアーが2010年にプラスワン投票が始まって以来史上最多得票となる36万9446票で1位、村上が3万2818票で2位、ヤクルト・山田哲人が2万2092票で3位だった。パ・リーグは山本が19万933票で1位、オリックス・宮城大弥が4万2543票で2位、日本ハム・清宮幸太郎が3万6406票で3位。

 「投票してくれたファンの皆さまに感謝します。オールスターで僕を見たいと思ってくれた方が多かったということなので、ありがたい気持ちでいっぱいです」。念願かなった。これでバウアーは日米両方での球宴出場が決定。ファン投票の段階から自身のSNSなどで「取引をしよう。オールスターで僕に投票してくれたら、スペシャルブログを公開するよ」などとユーモアを交えて“選挙活動”。残念ながらファン投票での選出はならず、8日には再度プラスワン投票に向けSNS上で「僕に改めて投票して下さい」とファンに訴えていた。

 山本は「すごく光栄に思います。ファンの方も、選手もすごく楽しみにしているオールスターなので、全力でプレーしたい」と意気込み。監督選抜での中嶋監督の配慮については「選手のことを第一に考えて下さる監督なので、ホントにありがたいですし、“もしプラスワンで選んでいただいたら”というパターンも監督と話し合っていたので」と明かした。

 一方、昨季最年少22歳で球界18年ぶりとなる3冠王に輝いたヤクルトの村上宗隆内野手(23)は、ファン投票、選手間投票、監督選抜、そして今回のプラスワン投票で選ばれず。このまま出そろった出場選手に変更がなければ、1951年に第1回オールスターが開催されて以降、3冠王が史上初めて偉業達成翌年に球宴未出場となる。

 この日は併せてホームランダービーの出場選手も発表。セ・リーグはDeNA・牧秀悟、巨人・岡本和真、中日・細川成也、DeNA・宮崎敏郎(得票順)、パ・リーグは日本ハム・万波中正、ソフトバンク・柳田悠岐、オリックス・杉本裕太郎、西武・中村剛也(同)の計8選手に決定した。組み合わせは18日(火)に行われる前日イベントで発表。

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