高校野球のスポーツマンシップ、SNSで称賛相次ぐ 敗れた熊本・翔陽高校も「本校の誇りです!」

[ 2023年7月14日 15:11 ]

甲子園球場
Photo By スポニチ

 高校野球のスポーツマンシップを称える声が、SNSで広がっている。

 それは13日に行われた第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)の熊本大会2回戦・八代-翔陽の一戦だ。3-6と2点差を追う翔陽の9回。八代のエース投手・中野がマウンドで脚がつり、苦しんでいた。八代はベンチから水を届けたが、これ以上はタイムが取れないと判断した模様で、再びマウンドに行けないもどかしい状況だった。

 すると、相手チームの翔陽の選手が、苦しんでいる中野投手に水分を届けて、試合再開。結局、翔陽は9回に2点を返し1点差まで迫ったが、反撃及ばず敗退となった。しかし、八代の湯澤監督や中野投手も感謝し、この様子がSNSで大きな反響を呼んだ。

 ツイッターでは「素晴らしいスポーツマンシップに拍手」「勝ち負け以上に素晴らしい光景がスポーツにはある」「こう言う感動をもっと広めよう!それもTwitterの役目でしょう。と思う」「これぞ高校野球だな どちらも素晴らしい 選手達の精神と指導者の指導も良かったのだろうな」などの投稿が続々。一方で、大会運営側がタイムを取るべき、との指摘も多かった。

 熊本県立翔陽高等学校の公式ツイッターでは、14日に「残念ながら試合には負けてしまいましたが、このような行動が取れる生徒が育っていることが嬉しく思います!!そして、本校の誇りです!!「自ら気づき考え行動する」この精神を元に、これからも頑張っていきます!!」とつづって、生徒を称えていた。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月14日のニュース