夢は「鉄道運転士」コールド寸前も諦めなかった昭和鉄道・山下主将「底力を発揮できた」

[ 2023年7月14日 21:34 ]

第105回全国高校野球選手権東東京大会2回戦   昭和鉄道7ー11足立西 ( 2023年7月14日    神宮 )

<昭和鉄道・足立西>夢は「鉄道運転士」昭和鉄道・山下直毅主将
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 東東京大会2回戦が14日、神宮球場で行われ、日本で唯一、校名に「鉄道」の付く昭和鉄道が登場。足立西との乱打戦の末、7ー11で敗れ、2回戦で姿を消した。

 5回表までに大量6点のリードを許した。それでも山下直毅主将(3年)は「なんとしても流れをもってきたい」と諦めることはなかった。新チーム結成以降、重点的に取り組んできたという打撃が力を発揮し、5・6回の2イニングで6点差を逆転した。

 しかし、味方のエラーが重なり、投手陣が踏ん張りきれず終盤で5失点。攻撃陣も最終回に二死満塁とチャンスを作るも、追い上げはここま。山下主将は、最後まで粘りをみせたチームに対し「最後まで諦めず、底力を発揮できた」と胸を張った。

 山下主将は高校野球を「最後までやりきれて良かった。楽しい3年間だった」と笑顔で振り返った。今後は鉄道会社への就職を考えている。夢の「鉄道の運転士」をかなえるために野球からレールを切り替える。

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