前川に追いつけ!阪神のロマン右腕・森木が2軍戦で6回1失点

[ 2023年6月8日 17:42 ]

ウエスタン・リーグ   阪神4―2広島 ( 2023年6月8日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 神・広>2回、二俣を併殺打に仕留め、遠藤に合図する森木(撮影・平嶋 理子)
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 昨年のドラフト1位・森木大智投手(20)がウエスタン広島戦で今季3試合目の先発をし、151キロをマークするなど、6回4安打1失点と結果を出した。今後は2軍ローテに入り、昇格に向けてアピールを続ける。

 5月5日のオリックス戦(甲子園)で5回5失点と打ち込まれて以来の先発だった。同12日からはリリーフで再出発を図り、同28日のソフトバンク戦(姫路)で2番手で3回無失点と好投し、この日の先発テストに臨んでいた。

 最速151キロを記録した立ち上がりは、打者一巡まで外野への打球を許さないパワーを発揮。4回先頭のデビッドソンに初球スライダーを左本塁打されたが、6回を1失点と結果を出した。

 「球速はあまり気にしてないけど、動きの質とかボールの質が上がってきている分、球速も上がっている。内容はいいとは言えないけど、修正しながら粘ってゾーンで勝負できたと思う」

 課題は5四球を与えた制球力。3番に入っていた小園には「低めを狙いすぎた」と3打席連続四球と苦しんだ。「次を抑えることに集中した」と切り替えたが、もちろん納得はしていない。和田2軍監督も「ランナーを出すとコントロールが効かなくなるところがね。でも球は悪くないし、何もなければ先発で回していく」と先発起用継続の方針を明かした。同期入団の前川がロマン砲としてアピール中。森木も負けるわけにはいかない。

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