「1号」吉井監督 大谷の日本人1000盗塁目に感謝「記録のたび“最初が吉井のおっちゃんやでー”と」

[ 2023年6月8日 17:07 ]

<エンゼルス・カブス>5回、三盗を決める大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(28)がカブス戦の5回に盗塁を決め、日本選手の通算1000盗塁を記録した。

 日本選手盗塁第1号は、00年6月24日に当時ロッキーズに所属したロッテ・吉井監督がダイヤモンドバックス戦の5回に記録。先発した試合でランディ・ジョンソンから右前打で出塁し、1番グッドウィンの打席で走った。吉井監督は当時を「ヒットを打ったもんだから、奇襲作戦で(ヒット)エンドラン。そうしたらバッターが空振りをして成功した」と振り返った。

 ヒットエンドランのサインで走り、捕手の送球がそれて盗塁が記録された。サイ・ヤング賞5度の左腕から放った安打に「それ(盗塁)より、ランディ・ジョンソンから出塁したことを褒めてほしい」と笑った。投球でも5回2/3無失点で投げ勝っている。

 野手のイチロー氏、新庄剛志氏(現日本ハム監督)が渡米する前年の記録だった。吉井監督は「何でも名前が残ってくれるのはうれしい。これからもジャンジャン大谷に走ってもらって、記録が出るたびに“最初が吉井のおっちゃんやでー”と出るのはうれしい」と語った。

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