侍・大谷　シフト破壊の2戦連続安打！右寄り内野真っ二つで阪神戦から3打席連続安打

侍ジャパン強化試合   日本代表9－1オリックス （ 2023年3月7日    京セラD ）

＜オ・侍＞初回、安打を放つ大谷（撮影・尾崎　有希）
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　「地球外生命体」と疑われても仕方がないのかもしれない…。大谷がまた打った。初回1死一塁。右腕・東のカーブに2度空振りしても落ち着いていた。4球目の145キロ外角直球を強振。内野手が右寄りに守る「大谷シフト」を破る痛烈な一打で好機を演出した。

　6日の阪神戦での片手＆片膝をついての3ランとバットを折りながらの3ランに続き、3打席連続安打。一塁ベース上ではコショウをひくように手を回すヌートバーの人気パフォーマンス「ペッパーグラインダー」をベンチに向かって披露した。6日に「時差ぼけで体調100％ではなく、甘い球を打ち損じるのは気になる」と語っていたが、2回の2打席目も四球でチャンスメーク。2試合連続での3番起用に応えた。

　米メディアも同国代表の宿敵となりそうな侍ジャパンでの大谷の活躍に強く反応している。野球解析メディア「Codify」は6日、公式ツイッターに「常に監視してください。エイリアンが人間離れしたことを平然とやってのけます」と投稿。「片手＆片膝弾」はそれだけ衝撃的だったようで「我々が“大谷翔平”として知っている生命体は、片膝をついてボールを消し去った」とつづり、あくまで“エイリアン”として伝えた。

　試合前には6日に続き投手調整としてキャッチボールを行い、ツーシームなど変化球も試投。投打二刀流出場が有力視されるあす9日の初戦・中国戦に向けて入念に調整した。自身初出場となるWBC開幕を前に、日本が世界に誇る二刀流侍が準備を整えた。（柳原　直之）