日本ハム・ドラ1矢沢 松坂氏グラブで二刀RYU 高品質ブランド 投手&外野手用作製

[ 2022年12月31日 06:00 ]

矢沢が使用する(手前から)投手用と外野手用の「RYU」のグラブ(提供写真)
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 日本ハムのドラフト1位・矢沢(日体大)が、プロで「RYU」グラブを使用することが決まった。松坂大輔氏(本紙評論家)が中日時代に使用して話題となったグラブで、「RYUを纏(まと)え。」のコンセプトのもとグラブ職人・河合龍一氏が全工程を一人で製作。17年から販売開始された新興ブランドだが質の高さに定評があり、4年春にグラブを使い始めた直後に自己最速を2キロ更新する152キロを記録。同じ左利きの河合氏が作るグラブが感覚とフィットし「投球時に力が入りやすい」と継続使用することを決めた。

 投手用と外野手用の2種類を作製。グラブ作製に携わった河合氏は、投手用について「投球時に右手を引き込む際のグラブの握り込みにこだわりがあり、革のしっかり感を残したいと要望があった。捕球面にも当て革を入れて硬めのつくりにしています」と説明。また、手の動きでロゴが動いて球種が判明しないように、通常は手の甲にあるロゴを親指部分に移すこだわりも見せた。

 入団1年目から輝かしい成績を残して一流となった松坂氏のように、矢沢が「RYU」グラブで投打二刀流として上り詰める。 (東尾 洋樹)

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