エンゼルスに脅威 地区ライバル・レンジャーズが右腕イオバルディ獲得でさらに先発投手陣強化

[ 2022年12月29日 07:56 ]

ネーサン・イオバルディ(AP)
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 レンジャーズが28日(日本時間29日)レッドソックスからFAになっていた先発右腕ネーサン・イオバルディ投手(32)と2年総額3400万ドル(約45億7000万円)で合意した。この2シーズンで300イニング以上を投げるか、24年にサイヤング賞投票で5位以内に入るか、あるいは24年に7位以内+オールスター選出で、3年目(25年)に年俸2000万ドルのプレーヤーオプションが付く。インセンティブを全てクリアすれば、3年総額6300万ドル(約84・7億円)になるという。ニューヨークポスト紙のジョン・ヘイマン記者が報じた。

 レンジャーズは防御率25位と弱点だった先発投手陣をこのオフに立て直し。ジェイコブ・デグロム(34)とアンドルー・ヒーニー(31)をFA補強、トレードでもジェーク・オドリッジ(32)を獲得していたが、さらに18年のワールドシリーズでレッドソックスを世界一に導いたイオバルディを手に入れた。ジョン・グレイや昨季オールスター選出のマーチン・ぺレスもいて、レンジャーズの先発投手陣は層が厚くなり、トップレベルに迫っている。23年、大谷翔平とともにポストシーズン進出を目指すエンゼルスだが、ア・リーグ西地区は世界一アストロズに加え、戦力アップしたマリナーズとレンジャーズの存在で、さらにレベルが上がっている。

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2022年12月29日のニュース