ソフトB・藤本監督が明言 近藤は来季「3番・左翼」でフル出場プラン「柳田の前で考えています」

[ 2022年12月20日 05:02 ]

FBSの正月番組の撮影に臨むソフトバンク藤本監督(中央)と出演者
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 近藤くん、「3番・左翼」で来季のフル出場頼む――。ソフトバンク藤本博史監督(59)が19日、FBS福岡放送で来年1月5日に放送予定の「バリはやッ!ZIP!」の収録で福岡市西区の居酒屋を訪れた。日本ハムから海外フリーエージェント(FA)権を行使し、加入した近藤健介外野手(29)に対し、早くもレギュラーを内定させるとともに打順と守備位置のプランも明かした。

 3年ぶりリーグ制覇、日本一へ。「3番・左翼」の近藤は欠かせない…じゃなくて欠かさない。藤本監督が7年契約で来季から加わる打撃職人の起用構想を明かした。打順を聞かれて、即答した。

 「柳田の前、3番で考えています。3番・近藤で試合に出るなら効率がいい」。柳田と同じ通算出塁率・413を誇るヒットメーカーの最適の打順はすでに描いていた。14日の入団会見で近藤が明かした「個人的に3番か2番。その辺がいい」という理想の“仕事場”とも一致する。

 11月21日、指揮官自ら出馬した2度目の交渉時。「1番は苦手で…」と言われた。その上位は快足コンビに期待。「(近藤が)打つのは分かっている。周東、三森が出塁率を上げてもらわないと」。機動力を生かした出塁後「3番・近藤」の得点能力に期待する。

 就任2年目のテーマは「厳しさ」と「競争」だが、近藤だけは別。早速、守備位置も決めた。「足も速い、守りもいい。センターもやっていたし一応、考えているのはレフト」。さらに「柳田とDH併用でやってくれたらいいし、近藤はFAで来てくれたわけですから。競争というよりレギュラー。1年間、フルに出てもらいたい」と守備の“休養”も挟みつつ、攻撃面に注ぐ力を最大限にする。

 愛弟子の柳田と近藤。現時点で2人の定位置は不動のようだ。その上で指揮官は、獲得が決定的になっている新外国人アストゥディーヨらも含めた残り7枠の競争の激化を望んでいる。 (井上 満夫)

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2022年12月20日のニュース