広島・戸根「苦手意識は全然ない」鯉の天敵・村上退治任せろ! 長野先輩へも「胸に投げ込んでやろうと」

[ 2022年12月20日 05:00 ]

入団会見に臨み、広島のユニホームを来て記念撮影する戸根(撮影・河合 洋介)
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 9日に初開催された現役ドラフトで巨人から広島への移籍が決まった戸根が、マツダスタジアムで入団会見に臨んだ。背番号は49に決定。「(現役ドラフトの)第1号になれたことは凄く名誉。左打者は抑えられる自信がある。まずは、そこを絶対に抑えていきたい」と所信表明した。

 左腕が手薄なチームは今季、ヤクルト・村上対策に手を焼いた。被打率・340で、13被本塁打はリーグワーストタイ。一方の戸根は、今季2打数無安打1奪三振、通算6打数1安打と好相性を誇っている。「NPBでも数少ない自分の潜在能力以上を出させてくれる大打者。(村上に)苦手意識は全然ない」と新天地でも村上キラーの継続を誓った。

 左腕に限らず、チームでは救援陣の強化が喫緊の課題。「大変なところでも変えずに投げられる精神力をここ数年で培った。“こいつがいたら何とかなる”という役回りをまず務めたい」。ワンポイントから回またぎまで、役割にこだわらずにフル回転する覚悟だ。

 広島から巨人に無償トレードで移籍した長野は日大の先輩で、多くの広島選手や球団関係者に連絡を取ってくれた。長野からは「また敵同士になるけど頑張ろう」と激励を受け、「対戦は絶対にあると思う。しっかりと胸に投げ込んでやろうと思います」と恩返しの内角勝負を見据えた。 (河合 洋介)

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2022年12月20日のニュース