DeNA山崎 大魔神超え史上最年少200S「優勝を目指して頑張っていきたい」今季30Sで8連勝

[ 2022年8月24日 22:41 ]

セ・リーグ   DeNA4ー0阪神 ( 2022年8月24日    京セラD )

<神・D>通算200セーブを達成し、場内の観客に挨拶する山崎 (撮影・後藤 大輝)
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 DeNAの山崎康晃投手(29)が24日の阪神戦で史上8人目となるプロ通算200セーブを達成。佐々木主浩(横浜)が記録した30歳6カ月を抜く29歳10カ月で史上最年少での到達となった。

 9回4点差、2死一、二塁。セーブのつく場面で、表情一つ変えずマウンドに上がった。打者1人を2球で打ち取り今季30セーブ。通算200セーブに到達した。「プロ1年目から積み重ねたセーブが今日で200個、非常にうれしい。支えてくれたファンの皆さまや家族、監督、コーチ、チームメートに感謝を伝えたいと思います」と、丁寧に、実直に話した。「ハマの大魔神」佐々木主浩を超える最年少記録にも、「まだまだ、9回出て行って、ファン、みんなをヒヤヒヤさせてしまう部分がたくさんあるんで、圧倒的な力をまだまだ及ばないですけど、少しずつ近づいていけるように、コツコツ一つ一つ、目の前の試合を頑張っていきたい」と謙虚に答えた。

 新人王に輝いた15年から5年間で163セーブを積み重ねた。しかし、20年は6セーブ、昨季はわずか1セーブ。ハマスタのファンが一番盛り上がる「ヤスアキコール」は最終回では聞かれなくなった。今季は2年ぶりにクローザーとしてスタート。初登板で3失点の後、なんとか3試合を無失点で抑え、手ごたえをつかみかけた矢先に、新型コロナウイルスの陽性判定を受け、1カ月離脱。数々の困難を乗り越えて戻ってきたクローザーの座だった。

 チームは4年ぶり8連勝で、首位を4ゲーム差で追う。「今、状態がいい中で、チームが成長していく姿を見ながら、僕もあやかって頑張れているので、一日一日が僕にとって大事になるのかなと、思っています」。思うような結果が出なかった2年間があるから、成長して快進撃に貢献できる自分がいる。

 26日からは本拠地でヤクルトとの直接対決を迎える。「まだまだ気は抜けないし、優勝を目指しているので、また明日連勝を続けられるように頑張っていきたいと思います」。復活を遂げた守護神に慢心はない。チームのために、ブルペンで万全の準備を続けていく。

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