“反省する人”今永でDeNA3年ぶり7連勝 ハマスタじゃなくても強い!7年ぶり貯金10

[ 2022年8月24日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA4―0阪神 ( 2022年8月23日    京セラD )

<神・D> ヒーローインタビューを終え、サムアップする今永(撮影・後藤 大輝)
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 うれしいやら、悲しいやら…。快進撃の勢いに乗り自身の白星も積み上げたDeNA・今永は「有言不実行」の8勝目に複雑な心境だ。「勝つこと以上に何かをもたらさないといけない立場。7回にいけなかったことは反省。反省を丁寧にやらないと」と明かした。

 6回無失点で8月負けなしの4連勝。4回2死満塁では「球場の雰囲気にのまれそうになった」と振り返ったが、代打・ロハスを得意のカーブで三ゴロに封じた。その後も無失点に抑えたが球数は114球に達し、7回以降を救援陣に託した。

 前日に「ヤスさんを(9回に)投げさせないで1人で投げる」と宣言していた。救援陣の負担を減らすのもエースの務め。それを実行できず、守護神右腕を登板させてしまったことに悔いが残った。

 首位ヤクルトを4ゲーム差で離れず追走し、順位争いの重圧を感じてもいる。「朝起きた時胸の動悸(どうき)というか、どくどくを感じる時もある」。この日は打撃でも1―0の2回に青柳から貴重な追加点となる左前適時打もマークしたが「でもその次の打席でバントを失敗した」と反省も忘れなかった。

 チームは前回登板した8月16日から始まった連勝を、3年ぶりの7に伸ばした。本拠地では破竹の17連勝中だが、敵地に戦いの場を移しても勢いは失われず。貯金10は15年5月27日のオリックス戦以来で、その試合で7回2失点で勝利投手となったのが三浦監督だった。指揮官は「今永は接戦になるのが分かっていた中で我慢して投げた。貯金10の次は11です。まだ白星を積み上げます」と気を引き締める。戦い方は変わらない。チーム一丸で追い上げ、燕にプレッシャーをかけ続ける。(大木 穂高)

 ≪8月黒星わずか「2」≫DeNAが19年7月以来3年ぶりの7連勝をマークした。今月はここまで17試合で15勝2敗。月間15勝以上は19年7月(15勝)以来3年ぶり10度目となった。球団の月間最多勝は97年8月の20勝で、プロ野球記録は20年10月のソフトバンクの22勝。残り7試合でどこまで迫れるか。また、球団の最多連勝は10連勝で64、67、68、98、99年と過去5度記録している。

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