オリ・ラオウ「準備していた。“よし、来た”という感じ」吉田正の申告敬遠想定しV撃!4連勝呼ぶ

[ 2022年7月31日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス6―4ロッテ ( 2022年7月30日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>7回、勝ち越し適時打を放つ杉本(撮影・村上 大輔)
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 一進一退の攻防の中で、オリックスのラオウこと杉本は“勝機のにおい”を嗅ぎ取った。4―4の7回、先頭の佐野皓が右前打で出塁した瞬間だった。

 「(吉田)正尚が申告敬遠されるだろうなと準備していた。走者がいて打点のチャンス。“よし、来た”という感じでした」。犠打と吉田正の申告敬遠などで2死二、三塁。2ボール1ストライクからの4球目、佐々木千のスライダーを左前へはじき返す決勝打だ。

 反撃態勢も整えた。1点を追う6回先頭では左腕・小島の内角スライダーを左前打し好機を演出。その後1死一、三塁から、紅林の右犠飛で同点のホームを踏んだ。これで3試合連続の複数安打で4試合連続打点とギアを上げてきた。

 寒風吹きすさぶ1月の自主トレでもタンクトップに短パン姿。寒さに強いが暑さは苦手で、夏バテ対策が好物のスイーツ。「今やったら暑いのでアイス。幕張やったらミニストップのハロハロが好きですね」。「爽」や「Coolish」などロッテ商品を挙げることはなかったが、もちろんロッテも大好物。昨季カード別最多13本塁打と量産した相手で、前日29日は15試合目で対戦1号を含む2発5打点。今季はカード前まで不発だったが、ようやく“キラー”の本領を発揮した形だ。

 チームは4連勝で50勝到達。貯金は今季最多の3とし、2位・ソフトバンクに0・5ゲーム差と詰め寄った。「パ・リーグは混戦しているので、明日(31日)も頑張ります」と杉本。世紀末覇者が上位への道筋を示す。(湯澤 涼)

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2022年7月31日のニュース