猛虎真夏の11人攻撃!!島田に始まり島田が締めた 4回一挙5点、先頭二塁打に大トリ適時打

[ 2022年7月31日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神7―3ヤクルト ( 2022年7月30日    甲子園 )

<神・ヤ>4回2死満塁、島田はこのイニング2度目の打席で左前適時打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 打者11人の阪神の猛攻は島田に始まり、島田が締めたといえた。

 「今日は思い切りの良さが出せた。最近ちょっと迷って打席に入ってしまうことがあった。思い切って(打ちにいった)」

 0―0で迎えた4回だ。先頭として、3回までチームが無安打に封じられていたヤクルト・小沢の初球に、狙いを定めていた。外角直球を引っ張り込んだ打球は、好機を演出する右中間への二塁打。持ち前の積極性を生かして、右腕攻略の口火を切った。その後、2死一、二塁から糸原の中前適時打で、俊足を生かして本塁へ突入。打って走って先制点に貢献した。

 さらに4点を奪ってなおも2死満塁で、この回2打席目が回ってきた。今度は外角のフォークをうまく逆方向へ流す適時打で5点目を叩き出し、猛攻のトリを務めた。この一打で小沢をマウンドから引きずり降ろすことに成功。「初心に返ってじゃないですけど、結果がどうなっても良い…ぐらいの気持ちでいけたことが良い結果につながったと思います」とうなずいた。

 この日は才木、湯浅も含めて同時期にケガをしてリハビリを経験した3人で躍動。「そうやって一緒にやってきたということに関しては、強い思いはあった。余計にうれしくなった」と島田。球宴前には不調でスタメン落ちも経験した。その悔しさも糧に、さらなる飛躍を期す。(石崎 祥平)

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2022年7月31日のニュース