村上宗隆 史上最年少3冠王へ前進!2位に16本差&25打点差、打率も上昇 母校と弟に捧げる甲子園3発

[ 2022年7月31日 22:37 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―2阪神 ( 2022年7月31日    甲子園 )

<神・ヤ>延長11回2死一塁、村上は左越えに勝ち越しの2点本塁打を放ちガッツポーズ (撮影・後藤 大輝)
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 ヤクルトの主砲・村上宗隆内野手(22)が阪神戦(甲子園)で35号ソロ、36号ソロ、37号2ランと自身初の3打席連続アーチを放って全4得点を叩き出し、チームの連敗を2で止めた。

 3打席連続本塁打はもちろん、1試合3本塁打もプロ5年目で自身初の快挙。昨季は39本塁打で初の本塁打王に輝いたが、94試合目で早くも昨季のキャリアハイに2本差と迫る37本塁打とし、昨季112だった打点も95まで伸ばした。

 これで、この日1打点を加えて70打点としたリーグ2位の大山(阪神)とは25打点差。本塁打も昨季タイトルを分かち合った岡本和(巨人)、大山の21本塁打に圧倒的な16本差をつけた。打率も試合前の・312から・316まで上げており、本人がハッキリと「狙う」と宣言している2004年松中信彦(ダイエー)以来18年ぶり、令和初の3冠王にも大きな期待がかかる。ヤクルトから3冠王が出れば球団史上初。2000年2月生まれの村上が22歳で3冠王となれば、38年秋の中島治康(巨人)と82年落合博満(ロッテ)の29歳シーズンを大幅に更新する史上最年少での達成となる。

 なお、今季の3打席連続本塁打は5月27日の塩見泰隆(ヤクルト)以来セ・パ両リーグを通じて2度目。延長戦を含む3打席連発は1971年5月3日の東映戦で6、8、10回に放った江藤慎一(ロッテ)、1990年5月11日のオリックス戦で6、8、10回に放ったラルフ・ブライアント(近鉄)以来史上3人目でセ・リーグでは初の快挙となった。

 また、村上の母校である九州学院(熊本)は村上の1年時以来7年ぶり9度目となる夏の甲子園出場を決めており、主砲を務めるのは実弟の村上慶太内野手(3年)。「凄く感動しましたし、刺激にもなりましたし、僕もまだまだ頑張りたいなと思いました」と話していた母校と弟に捧げる聖地・甲子園での3発でもあった。

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2022年7月31日のニュース