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広島 秋山獲り本気! 実力はもちろん人間性も高く評価 「DNAを若い選手に還元してほしい」

[ 2022年6月22日 04:00 ]

レッズ所属時の秋山
Photo By スポニチ

 広島が、パドレス傘下の3Aエルパソから自由契約となった秋山翔吾外野手(34)の獲得に乗り出したことが21日、分かった。抜群の実績を誇るヒットメーカー獲りには、古巣・西武がいち早く名乗り。ソフトバンクも興味を示し、争奪戦の様相を呈する。同日の阪神戦は5―3で快勝。床田寛樹投手(27)が7回2失点の好投で自己最多に並ぶ7勝目を挙げ、チームの連敗を5で止めた。

 セ界での再浮上を狙う広島が、秋山獲りに参戦したことが明らかになった。球団首脳は「戦力としての期待はもちろん、彼が培ってきた経験や技術などのDNAを若い選手に還元してもらえたら、チームには大きな財産になる」と語った。

 広島は、打線の底上げが喫緊の課題だ。開幕ダッシュにこそ成功したものの、交流戦に入ると投打で精彩を欠き、5勝13敗と大きく失速。つながっていた打線に陰りが見られ、交流戦前まで12球団トップだった得点は同4位、リーグ3位(251点)に後退した。

 とりわけ、外野陣は若手が伸び悩む。カブスに移籍した鈴木誠也の穴埋めは不透明なまま。唯一のレギュラーで中軸を担う西川龍馬も離脱し、復帰のメドが立っていない。現状は1番打者も固定できていないだけに、秋山が加われば戦力面のメリットは大きい。

 球団首脳は、その人間性も高く評価。主力の会沢や菊池涼は侍ジャパンのチームメートで、互いの野球観や性格を知り尽くす。河田ヘッド兼外野守備走塁コーチとも西武在籍時に汗を流しており、秋山には溶け込みやすい環境といえそうだ。

 希代のヒットメーカーを巡っては、古巣の西武がいち早く獲得に名乗りを上げた。渡辺久信GMはこの日「そのうちに会う」とし、直接交渉する意向を表明。ソフトバンクも三笠杉彦GMが「状況を調査していきたい」と話しており、争奪戦の様相を呈している。

 秋山は、20年に西武から海外FA権を行使してレッズに移籍。パワー重視の野球に苦しんだ上に故障にも泣かされ、大リーグでは2シーズンで出場142試合、打率・224、0本塁打、21打点に終わった。ただ、日本では15年にシーズン最多216安打のプロ記録をマークするなど、抜群の実績を誇る。

 広島では、OBの黒田博樹投手が14年オフにヤンキースの第一線から電撃復帰。若手に惜しみなくDNAを伝授し、16年からのリーグ3連覇につながる土台を築いた。日本で再出発する34歳はどう移籍先を選ぶのか。決断が注目される。

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