ライアン小川 無四球完封に笑顔「中村がいいリードしてくれた」 フォームを元に戻してストレート“復活”

[ 2022年5月3日 17:15 ]

セ・リーグ   ヤクルト3―0阪神 ( 2022年5月3日    甲子園 )

<神・ヤ>完封で今季初勝利を挙げ、中村(右)に祝福される小川(撮影・成瀬 徹)
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 ヤクルト先発の小川泰弘投手(31)は9回6安打無失点と好投し、今季初勝利を無四球完封で飾った。チームを今季初の4連勝に導き「キャッチャーの中村がいいリードをしてくれた」と下半身の張りによる離脱から復帰した“女房役”の中村悠平捕手(31)に感謝した。

 今季5試合目の先発マウンドとなった小川は、力のあるストレートを主体に阪神打線を完封。試合後は「キャッチャーの中村がいいリードをしてくれて、序盤味方が点を取ってくれたので強気のピッチングができました」と仲間に感謝した。

 ここまで4試合白星のなかった小川だが「今季ここまでしっくりきていないことが大きくて、もう一度自分の体を使い切ってしっかり投げたいという思いからフォームを元に(昨季と同じ)戻しました」とコメント。「調整の段階でしっかりストレートを見直してきて、(今日は)バッターが差し込まれているというのが分かったので、自分を信じてしっかりと腕を振りました」と自信をもってストレートを投げていたことを明かした。

 6回には1死二、三塁とピンチを迎えるも中野を中飛、佐藤輝を三邪飛に打ち取り無失点。特に佐藤輝との対戦については「中村も強気でインコースを要求してくれましたし、ストレートをしっかり信じて投げ切れたと思います」とコメント。試合を通じて強気に攻められたことが完封に繋がったと振り返り、最後に「ここまでいい働きが出来なかったので、これから心機一転してしっかりと試合をつくってチームに貢献したいと思います」と意気込んでいた。

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