大経大のドラフト候補右腕・才木 8回2失点完投も援護に恵まれず敗戦 大商大・伊原との投げ合いに力入る

[ 2022年5月3日 17:45 ]

関西六大学野球第5節   大経大0―2大商大 ( 2022年5月3日    わかさスタジアム京都 )

<大商大・大経大>大経大先発の才木
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 今秋ドラフト候補で最速152キロ右腕の大経大・才木海翔投手(4年)は8回を5安打2失点で完投も、味方打線の援護に恵まれず敗戦投手となった。

 「初回だけが反省点ですね。気持ちは試合に入っているのに、身体が試合に入り切れていない感じだった」

 課題の立ち上がりに失点してしまった。初回2死三塁から4番・渡部聖弥に直球を合わされ右前適時打。続く家田陸翔には初球を捉えられ、中堅方向へ吹く強風にもあおられて中越え三塁打となった。相手の直球狙いを察知した上で、あえて直球で抑えようとしたが、制球がばらつき本来のスピンの効いた直球は見られなかった。

 それでも2回以降は立ち直り無失点。ドラフト候補左腕・伊原陵人との先発対決を「むちゃくちゃ意識しました」と振り返り、チームを勝ちに導けなかった悔しさをあらわにした。

 巨人、オリックスでプレーした山本和作監督は「才木の球自体は走っていたと思う。ただ、(相手を)押し込めていたかどうか。リリーフと先発で配分も変わってくるのでね」と2回以降は立ち直った右腕をねぎらった。その上で「野手にもう少し頑張ってほしかった」とカード2試合で1得点に終わった攻撃陣に奮起を促した。

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2022年5月3日のニュース