【高校野球】春季静岡大会 プロ注目左腕・高部150キロ連発 聖隷クリストファーが準決勝進出

[ 2026年4月26日 22:17 ]

150キロ連発救援で逆転に勝利に導き、主役をさらった高部
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 高校野球の春季静岡大会は26日、準々決勝が行われ、東海大会出場に王手をかける4強が出そろった。4季連続県制覇を狙う聖隷クリストファーは、磐田東に5―4で逆転勝利し2年連続の進出。救援した侍ジャパンU―18日本代表候補のエース左腕・高部陸(3年)が自己最速を更新する150キロを連発し、主将で1番・大島歩真二塁手(3年)の決勝2点打を呼び込んだ。他に知徳が16大会ぶり、日大三島が3大会ぶり、浜松商が7大会ぶりに勝ち上がり、準決勝は来月2日に行われる。

 まるで台本でもあるかのような“高部劇場”が開演した。3点を追う聖隷クリストファーが1点を返した6回、田中公隆監督から「同点になったら行くぞ」と指示を受け、左腕はブルペンへ。すると7回に敵失で追い着き、8回に交代を告げる「高部君」のアナウンスで場内が沸いた。

 「自己MAXで流れを変えるために、ブルペンから強めに調整して出て行きました」

 1死を取って圧巻のパフォーマンスが始まった。3番・舘への2球目。ついに出た。自己最速を3キロ更新する念願の150キロ。これだけではない。右前にはじき返された3球目も150キロ。続く駒橋の打席でも2球計測し、この回だけで4度記録した。

 「今までで一番指先に掛かった。フォームとコンディションがバッチリ合いました」

 千両役者ぶりに、場内の空気は一変した。直後の1死満塁。大島のバットから決勝の逆転2点中前打が飛び出した。

 歴代の静岡県内高校生で150キロの大台に乗せたのは、ヤクルトの小沢怜史、広島の小船翼、日本ハムの安西叶翔に次いで4人目。9回に変化球に合わされて1失点したことには反省も、試合後には「左では(150キロは)僕が初めてですよね」と笑顔で尋ねてきたその声は弾んでいた。

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