オリ・杉本 CS&日本SダブルMVP受賞より逆転日本一を誓う 「個人の賞より勝ちに貢献したい」

[ 2021年11月27日 05:30 ]

オリックス・杉本
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 「SMBC日本シリーズ2021」は27日、ほっともっと神戸に舞台を移して第6戦が行われる。パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)でMVPに輝いたオリックスの杉本裕太郎外野手(30)は史上初となる同一年のCS、日本シリーズのMVPダブル受賞よりも、フォア・ザ・チームを強調。25年ぶりの日本一へ勝利を誓った。

 息詰まる熱戦から一夜明け、杉本の心は冷静だった。25日の第5戦は「今までで一番すごい試合でした」と9回にジョーンズの決勝弾が飛び出し、接戦を制した。ただ、2勝3敗と依然として王手をかけられた状況に変わりはない。負ければ終わりの崖っぷちから25年ぶりの日本一に輝くため、残り2試合、必勝を期した。

 「個人の賞より、勝てる方がうれしい。勝ちに貢献できるように頑張ります」

 ロッテとのCSファイナルSは第2戦で決勝2ランを放ち、MVPを獲得。日本シリーズは第3戦で2ランを放つと、第5戦は3安打猛打賞と大暴れし、「(4打数無安打だった第4戦で)やられていたので、やり返してやろうという気持ちで打席に立った」と胸を張った。

 5試合で20打数6安打、打率・300。3打点は宗と並び、堂々のチームトップだ。6、7戦で4番が打って日本一になれば、CSに続くMVP受賞の可能性は十分にある。過去に同一シーズンでCS、日本シリーズのMVPをダブル受賞した選手は1人もいない。だが、史上初の快挙よりも欲しいのは日本一の称号。今シリーズ、つながりを欠いていた打線は第5戦で14安打と爆発し「シーズン中も打線がつながる日が結構あった。それがやっと日本シリーズでも出たかなという感じ。皆よく打つので自分も負けないように頑張ります」と賞のためでなく、勝つために大暴れする。

 週末は京セラドームで音楽グループ「AAA(トリプルエー)」のコンサートが予定されており、6、7戦はほっともっと神戸で行われる。今シリーズでは初めて屋外球場での試合となるが、27日の神戸市の予想最低気温は7度。プレーボールがかかる午後6時には気温が、1桁台まで冷え込むこととなりそうだ。25年前の歓喜を再び。ラオウが自慢の打棒で神戸を熱くする。

 ○…CSと日本シリーズの両方でMVPに輝いた例として、内川(ヤ)がソフトバンク時代の11、15、17年にCSの最優秀選手、14年に日本シリーズの最高殊勲選手賞を受賞しているが、同一シーズンに両方を獲得した選手はいない。パ・リーグの前後期制時代には、77年に山田久志(阪急)がプレーオフと日本シリーズでMVPを受賞している。

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