ヤクルト中村悠平が涙のシリーズMVP「精魂尽き果てました…最後のご褒美なのかな」 攻守にけん引

[ 2021年11月27日 23:13 ]

SMBC日本シリーズ2021第6戦   ヤクルト2─1オリックス ( 2021年11月27日    ほっともっと神戸 )

<日本S オ・ヤ(6)> 日本一を決め感無量の表情の中村(撮影・大森 寛明)
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 ヤクルトは27日、日本シリーズ第6戦でオリックスを2─1で下し、通算4勝2敗で20年ぶり6度目の日本一を飾った。シリーズMVPは、ヤクルトの中村悠平捕手(31)が受賞した。賞金700万円とトロフィーを獲得した。

 「本当、毎試合しんどくて…。本当にオリックスのいいチームで、精魂尽き果てました」とかすれ声で語り「まさか僕が獲れるとは思っていなかったですけど、本当に1年間頑張ってきた成果で、最後のご褒美なのかなと思います」と笑った。

 中村は全6試合でフル出場し、投手陣を好リード。第1戦に高卒2年目の奥川の好投を生むと、21日の第2戦では高橋を完封勝利に導いた。先発陣の特色を引き出し、打っても第3戦で2点適時打を放つなど、22打数7安打、打率・318。攻守にわたってチームをけん引した。「タイムリーなんて、どうでも良かった。とにかくチームが勝てばそれだけでいいと思っていた。本当にこの日本シリーズで優勝できて、日本一になれて、今本当に幸せです」と語った。

 オリックス打線については「本当に粘り強くて、最後の最後まであきらめずに、本当に苦しかった」とし「うちの投手を信用して、何とか良いところを引き出そうと。ただそれを重点に置いてリードした結果が、最後勝ち切れた。ピッチャー陣にも感謝です。ありがとう」と投手陣に声をかけた。

 昨年は故障に泣き、わずか29試合の出場だった。扇の要が成長を遂げ、チームは頂点へと駆け上がった。中村は優勝の瞬間に大粒の涙を流した。そしてインタビューでもこらえてきたものは抑えきれなかった。「今は本当に幸せな気持ちでいっぱいですが、我々は去年も最下位からの出発でしたし、とにかくチャレンジャーとして一戦、一戦頑張っていこうと思っていた。その積み重ねがきょう、最高の結果につながった」とし、ファンへ「最高の結果で締めくくれて良かったです。また来年も、一から頑張って、日本一になれるように頑張っていきたいと思います」。どれだけの努力を重ねてきたか。中村の涙がそのことを証明していた。

 また敢闘選手は山本由伸投手(オリックス)、優秀選手賞にヤクルトから高橋、サンタナ、オリックスから杉本が選ばれた。

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