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高津監督 ヤクルトに関わる全ての人に「心から感謝、感謝、感謝です」 胴上げは「寒かった」と苦笑い

[ 2021年11月27日 23:42 ]

SMBC日本シリーズ2021第6戦   ヤクルト2―1オリックス ( 2021年11月27日    ほっと神戸 )

<日本S ヤ・オ6>優勝を決め、涙する村上(右)を抱きしめる高津監督 (撮影・平嶋 理子)
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 ヤクルトが今シリーズ初めて突入した延長戦を2―1で制してオリックスに1点差勝ち。対戦成績を4勝2敗として2001年以来20年ぶり6度目となる日本一に輝いた。1―1で迎えた延長戦ラストの12回、2死二塁から代打の切り札・川端慎吾内野手(34)が左前に決勝タイムリーを放った。なお、セ・リーグのチームが日本シリーズを制するのは2012年の巨人以来9年ぶり。20年前にリリーフエースとしてリーグ最多のシーズン37セーブを挙げ、胴上げ投手となった高津臣吾監督(53)は前年のリーグ最下位から就任2年目で一気に頂点へと上り詰めた。

 6試合中5試合が1点差で、6試合連続2点差以下は日本シリーズ史上初。そのラストを締めくくる一戦はジャスト5時間で決着した。開幕戦で1死も取れずに3失点してサヨナラ負けを喫し、第5戦でも9回に代打ジョーンズに決勝ソロを浴びて2敗を喫している守護神マクガフは10回2死から12回までのイニングまたぎを無安打4奪三振。現役時代にリリーフエースの喜びもつらさも知る指揮官が最後まで信じて任せたマウンドを守り切った。

 石川、青木、中村、村上ら号泣者が続出したナインの手で10回目が低くて微妙な“9・5回”ほど宙に舞った高津監督は「本当に苦しいシーズンを過ごしてきました。昨年、一昨年と最下位に沈んで非常に難しいシーズンだったので喜びも何倍も大きいと思います。すごくうれしいです」と感無量の様子。「高梨から最後のマクガフまでみんなが持ち味をしっかり発揮して素晴らしい投球をしてくれたと思います」と投手陣を労うと、試合を決めた代打・川端の一打には「シーズンからずっと彼のひと振りに頼りっぱなしでね。本当にアウトになることが許されない、勝つことがなくなってしまうという場面で、決して当たりは良くなかったですけどいいバッティングだったと思います」と感謝の言葉を口にした。

 接戦しかなかった今シリーズ。「やはりセ・リーグの意地もあります」としながらも「オリックス・バファローズ非常に強かったです。簡単には点を取らせてくれませんし、なかなか抑えるのも難しかった。非常にいいチームだと思いました」と相手を称えた高津監督。胴上げ投手となってから20年後に監督として胴上げされた感想を聞かれると「そうですね…。寒かったですね」と気温7度の戦いを振り返って苦笑いを見せたが、「でも、みんな熱く燃えてグラウンドに立ってくれた結果がきょうのこの結果だと思います」とナインの頑張りに胸を張った。

 9月7日の試合前ミーティングで高津監督が選手に伝えた「絶対大丈夫」の合言葉。そこから快進撃が始まり、6年ぶりにセ・リーグを制すと、20年ぶりの日本一にも輝いた。2年連続リーグ最下位からの日本一に「本当に応援してくれたファンの皆さん、そして選手諸君、球団スタッフの皆さんに心から感謝、感謝、感謝です」。改めて「我々は絶対崩れません。絶対大丈夫です。1年間応援ありがとうございました」と優勝監督スピーチを締めくくった。

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