中日 ドラ2鵜飼に指名あいさつ 竜待望の和製大砲 目標でっかく「打点王と本塁打王獲りたい」

[ 2021年10月16日 05:30 ]

中日からドラフト2位の指名あいさつを受けた鵜飼は「あそこを越せます」と左中間の防球ネットを指さす
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 中日にドラフト2位で指名された駒大・鵜飼航丞外野手(22)が15日、東京都内の駒大硬式野球部寮で中日・松永幸男編成部長らから指名あいさつを受けた。1メートル82、100キロの恵まれた体で規格外のパワーが魅力の右の大砲候補は「持ち味はパワーと勝負強さ。将来は打点王と本塁打王を獲りたい」と大きな目標を掲げた。

 中日にとって長距離砲の育成は長年の課題だ。今季も得点、本塁打はリーグワーストで、Bクラス転落の大きな要因となった。球団で“助っ人”以外の本塁打王は96年山崎武司(39本塁打)、打点王は94年の大豊泰昭(107打点)が最後で、97年のナゴヤドーム(現バンテリンドーム)開業後はまだいない。両翼100メートル、中堅122メートル、フェンスの高さ4・8メートルの本拠地での戴冠は容易ではないが「バンテリンドームで打てる力をもっともっとつけていきたい」と闘志を燃やした。

 両翼100メートル、中堅120メートル弱の駒大グラウンドでは左中間の高さ30メートルの防球ネットを越える推定140メートル超の特大弾を披露しており、「ロングティーならいつでも越せる。ネットの向こうの民家に何度も謝りにいきました」と明かした。

 担当の正津英志アマスカウトも「こぢんまりせずに大きく育ってほしい。オリックスの杉本のようなどこでも本塁打が打てるタイプ」と期待した。(中澤 智晴)

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