ヤクルト・村上 14戦ぶり一発で本塁打&打点2冠!史上最年少40号に王手掛ける決勝2ラン

[ 2021年10月14日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト3―1中日 ( 2021年10月13日    バンテリンD )

<中・ヤ>6回、勝ち越し2ランを放つ村上(撮影・尾崎 有希)
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 久々の感触だ。打球は快音を残し、グングン伸びる。ヤクルト・村上が広いバンテリンドームの左翼席に叩き込んだ。松葉の高めに浮いたカットボールを捉え、真骨頂の逆方向へのアーチだ。

 「久しぶり過ぎて、レフトフライかなと思ったんですけど、入って良かったです」

 同点の6回、9月26日以来となる14試合62打席ぶりの39号決勝2ラン。本塁打は巨人・岡本和を抜いてリーグ単独トップに。打点は岡本和と並ぶリーグトップタイの107まで積み上げた。

 ノーアーチが13試合続いたのは今季最長。その間の打率は・244、5打点にとどまった。思うような結果が出ない時に思い出すのは高津監督の言葉。「期待はしているけど、一人で背負い込む必要はない。思い切り苦しんで、いろんな重圧を考えながら打席に立ちなさい」。自分で打破するしかない。黙々とバットを振り込んだ21歳8カ月の若き主砲は、史上最年少での40号に王手をかけた。

 九州学院から入団4年目にして100号を達成し、今や同世代を代表するスラッガー。11日のドラフト会議で指名された同学年のライバルたちが大卒で来季プロ入りする。西武1位の隅田とは同じ九州出身。2年秋の練習試合で対戦し、波佐見のエースだった左腕から2三振を喫した。「プロでは打てるように」と闘争心。他にも阪神の2位・鈴木や同3位の桐敷、オリックス1位の椋木らから対戦を熱望され、「抑えられたくないので、僕も負けじと打てるように頑張ります」と世代の総大将は力を込めた。

 主砲の一発で優勝マジックは一つ減って8。「とにかく今は、チームが優勝することしか見えていません。そのために打点を稼げればなと思っていますし、一本でも多く(本塁打を)打てるように頑張りたい」。最短Vは19日。6年ぶりの頂点へ導く一打を重ねれば、タイトルも近づく。(青森 正宣)

 ≪王と秋山は23歳で40号≫21歳の村上(ヤ)が決勝の39号勝ち越し2ラン。シーズン40本塁打の最年少記録は、63年王貞治(巨=40本)、85年秋山幸二(西=40本)の各23歳となっており40号到達なら歴代最年少記録になる。また、セ本塁打部門で岡本和(巨)を抜く単独1位となり、打点も107でトップの岡本和に並んだ。21歳以下のシーズンで本塁打、打点の2冠に輝くと、53年中西太(西鉄=20歳)以来68年ぶりで、セ最年少となるがどうか。

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