巨人、泥沼8連敗!最大15あった貯金がゼロに わずか1安打で球団ワースト2位の9戦連続2得点以下

[ 2021年10月14日 21:07 ]

セ・リーグ   巨人0―3阪神 ( 2021年10月14日    東京D )

<巨・神>6回2死一塁、岡本和は見送り三振に倒れる (撮影・森沢裕)
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 巨人は今季カード最終戦となった阪神との“伝統の一戦”に0―3で敗れ、10戦勝ちなしの8連敗。9月2日に最大15あった貯金がとうとうゼロになった。巨人の貯金ゼロは4月12日以来185日ぶり。5日のヤクルト戦(神宮)から球団ワースト2位の9試合連続2得点以下、今月12試合で7度目の2桁三振と深刻な貧打が続いている。

 自己ワースト7連敗中の先発右腕・山口が7回まで8三振を奪い5安打無失点と好投。だが、打線が前回対戦した9月25日(東京D)に13三振を喫してプロ初完封勝利を献上した阪神先発左腕・高橋の前にこの日も沈黙し、7回までに11三振を喫してわずか1安打と抑え込まれた。

 そして、0―0のまま迎えた9回だった。4番手右腕・ビエイラが中野、近本に連打を許して無死一、二塁のピンチ。マルテ、糸原を打ち取って2死までこぎつけたが、7回にロハス・ジュニアの代走に出てこの試合初打席となった板山に右翼フェンス直撃の適時二塁打を打たれ、痛恨の失点。木浪にも2者連続となる左越え2点適時二塁打され、一挙3点を失った。

 昨季までリーグ連覇の巨人は阪神との最大8ゲーム差をひっくり返して8月29日に150日ぶりとなる首位に浮上。9月10日には78日ぶり3位に転落したが、9月23日にはヤクルト、阪神、巨人の3強が2ゲーム差にひしめく大混戦が続いた。だが、ここから急失速し、9月26日には自力Vが消滅。10月12日にリーグ3連覇が完全消滅した。

 【巨人の9試合連続2得点以下】
▽10月 5日 ●2―3ヤクルト 8安打10三振
▽10月 6日 ●0―3ヤクルト 5安打12三振
▽10月 7日 ●0―1ヤクルト 4安打11三振
▽10月 8日 ●2―6広  島 8安打9三振
▽10月 9日 ●1―7広  島 6安打10三振
▽10月10日 ●1―3広  島 8安打10三振
▽10月12日 ●1―2阪  神 7安打5三振
▽10月13日 △2―2阪  神 5安打7三振
▽10月14日 ●0―3阪  神 1安打14三振

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