巨人・原監督 歴史的貧打に「言葉がなかなか出てこないね」 貯金ゼロには「もうそういうことはね」

[ 2021年10月14日 21:35 ]

セ・リーグ   巨人0―3阪神 ( 2021年10月14日    東京D )

<巨・神>7回、宮本投手チーフコーチ(右)と話し合う原監督 (撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 巨人は今季カード最終戦となった阪神との“伝統の一戦”に0―3で敗れ、10戦勝ちなしの8連敗。9月2日に最大15あった貯金がとうとうゼロになった。巨人の貯金ゼロは4月12日以来185日ぶり。5日のヤクルト戦(神宮)から球団ワースト2位の9試合連続2得点以下、今月12試合で7度目の2桁となる14三振と深刻な貧打が続いている。

 試合後、7回で8三振を奪い5安打無失点と好投した先発右腕・山口について聞かれた巨人の原辰徳監督(63)は「本来のいいピッチングをしてくれましたね」と評価。そういう中で打線が援護できなかったことについて問われると「なんていうか言葉がなかなか出てこないね」と複雑な胸中を口にした。

 相手先発左腕・高橋には前回対戦した9月25日に13三振を喫してプロ初完封勝利を献上したが、この日も7回まで1安打11三振。岩崎、スアレスからは1安打もできず、計14三振を喫した。「本当にジャイアンツファンに申し訳ないというね。まだまだできるチームだと思います。何とかしなきゃいけませんね」と原監督。最大15あった貯金はとうとうゼロとなったが「ぼくらはもうそういうことはね」と言葉を飲み込んだ。

 【巨人の9試合連続2得点以下】
▽10月 5日 ●2―3ヤクルト 8安打10三振
▽10月 6日 ●0―3ヤクルト 5安打12三振
▽10月 7日 ●0―1ヤクルト 4安打11三振
▽10月 8日 ●2―6広  島 8安打9三振
▽10月 9日 ●1―7広  島 6安打10三振
▽10月10日 ●1―3広  島 8安打10三振
▽10月12日 ●1―2阪  神 7安打5三振
▽10月13日 △2―2阪  神 5安打7三振
▽10月14日 ●0―3阪  神 1安打14三振

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月14日のニュース