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千葉学芸・板倉 “掛布打法”で2発7打点 フォームそっくり 同じ1メートル75の左打ち

[ 2021年7月12日 05:30 ]

全国高校野球選手権千葉大会2回戦   千葉学芸18-0市川工 ( 2021年7月11日    袖ケ浦市営 )

<千葉学芸・市川工>千葉学芸・板倉
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 1メートル75の左の強打者。千葉学芸の板倉颯汰(3年)は顔の近くでバットを構え、足の上げも小さい力感のない打撃フォームから鋭い打球を放つ。その姿は習志野で活躍した掛布雅之と重なった。身長まで一緒だった。

 「自分は(3番)有薗とは違うタイプだと思っている。芯に当てて力強い打球を打つのが自分の打撃」。プロ注目のスラッガー・有薗直輝(3年)を差し置いて、4番に座る。そして春の県王者として迎えた初戦で、2本塁打含む3安打7打点と大暴れ。それでも長距離打者ではないという。プロ通算349本塁打を放った「ミスタータイガース」こと掛布も自らを中距離打者と言った。38年の時を経て、同じ千葉県に小さな大打者が現れた。

 4番の役割をしっかりと果たした。初回にいきなり右越え2ラン。「キーマンと言われている。そういった意味では1打席目からいいバッティングができて良かった」。3番・有薗がまともに勝負されないのは分かっている。3四球の主砲に代わり2本のアーチで示した存在感。5回の3ランで高校通算は31本となった。高倉伸介監督も「元々、有薗にひけをとらない素晴らしいバッター。長打力もミート力もあり、どんな投手にも対応できる」と厚い信頼を寄せる。

 「野球を始めたときから甲子園という舞台に憧れている。自分のバットで必ず甲子園に連れていきたい」

 千葉学芸に板倉あり。00年に創部して以来初の夢舞台へ導き、掛布が躍動した甲子園で暴れるつもりだ。(小野寺 大)

 ◇板倉 颯汰(いたくら・そうた)2003年(平15)7月31日生まれ、千葉県市原市出身の17歳。小学1年から、ちはら台ファイターズで野球を始める。中学は千葉市リトルシニアでプレーし、2年時にリトルシニア日本選手権大会に出場。千葉学芸では1年春からベンチ入り。1メートル75、83キロ。左投げ左打ち。

 ≪プロ注目の有薗はつなぎで貢献≫高校通算70本塁打を誇る有薗は初回無死一、三塁で右中間へ先制の2点三塁打。「コースに対応した打撃ができた」と振り返った。安打はこの1本だけだったが、3番打者は3つの四球を選んで7打点の板倉につなぎ「四球を選べたのはよかった。板倉が打ってくれて、刺激になった。負けないように打っていきたい」と次戦へ闘志を燃やした。

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