【復刻版・大谷翔平の水原通訳が語る】バスケ大好き大谷&「ヒーちゃん」と八村塁の応援へ

[ 2021年7月12日 21:45 ]

水原通訳 I REPORT

試合を観戦するエンゼルスの大谷翔平(中央)
Photo By 共同

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が出場するオールスター戦(13日=日本時間14日)前日の本塁打競争では捕手役を水原一平通訳(36)が務める。メジャー生活をともに歩んできた名コンビ。大舞台を前に、水原通訳がスポニチ紙面で大谷の素顔などを紹介してきたシリーズ「水原一平通訳 I REPORT」を「復刻版」として再配信します。

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 地道なリハビリが続きましたが、いよいよ翔平の復帰の時が近づいてきました。4月19日に初めてチームのみんなと一緒に打ちました。選手たちも結構気にしていましたよ。スカッグスやヒーニーらが「何時ごろから打つの?」と聞いてきたり。ハービーなんて3度も確認してきました。

 初めて屋外で打った3月27日は、翔平も楽しそうでしたね。ずっと室内で振るだけでしたので。非公開で打っていた時も、監督やコーチ、カルフーンら選手も見に来ていました。一度、初球の外の球を軽く打って左中間席に運びましたが、ボアジャスは「一振り目であそこの球をあそこに運ぶなんて。こんなの初めて見た」と驚いていました。

 チームが遠征の時はリハビリ組で残留練習しますが、先発投手のヒーニーの存在が心強かったです。彼もトミー・ジョン手術経験者で、実体験など助言もくれます。一緒に焼き肉店や、ヒーニーの黒いラブラドール犬2匹も連れてレストランに行ったり。翔平とは昨年のキャンプ序盤に毎日バスケットボールをやって以来、仲良しです。

 そのヒーちゃんの発案で、八村塁選手のゴンザガ大のバスケの試合も見に行きました。球場の隣のホンダ・センターが会場でしたので、アップトン、トロピアーノも一緒に。翔平はバスケが大好きでよく話もします。八村選手が、同じロサンゼルスのレーカーズやクリッパーズに来たら面白いよね、と話していました。

 僕の素人目線になりますが、翔平のパワーは昨年より増しているような感じがします。オフの間から、休まずトレーニングもしてきましたから。まだ結果には出ていないですが、練習で形になりつつあるので、試合で活躍する翔平の姿が見たいですし、本当に楽しみです。(エンゼルス通訳)

                        2019年4月27日

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