【復刻版・大谷翔平の水原通訳が語る】大谷と初ボストンを満喫「初めて歩いて球場に入った」

[ 2021年7月12日 22:30 ]

水原通訳 I REPORT

フェンウェイ・パーク周辺の街並み(撮影・奥田 秀樹通信員)
Photo By スポニチ

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が出場するオールスター戦(13日=日本時間14日)前日の本塁打競争では捕手役を水原一平通訳(36)が務める。メジャー生活をともに歩んできた名コンビ。大舞台を前に、水原通訳がスポニチ紙面で大谷の素顔などを紹介してきたシリーズ「水原一平通訳 I REPORT」を「復刻版」として再配信します。

  ◇       ◇

 昨年はケガをして来られなかったこともあって、ボストンは翔平も楽しみにしていた遠征でした。僕も初めてで楽しみだったので、そういう話は遠征前からしていました。

 街並みもきれいで素晴らしいですよね。4連戦最終日のデーゲームは、2人で宿舎から球場まで歩いて行きました。トラウトら他の選手は結構歩いて帰っていたんですよ。それで歩いてみようか、となって。「凄くいい感じですね」と翔平も言っていました。昔ながらの米国というか、建物もきれいで。周りの人には気付かれましたよ。米国の方は普通に友人のように「ヘイ!ショーヘイ」って声掛けてくれる感じで。日本の方も2組ぐらいいて、びっくりしていました。翔平も「初めて歩いて球場に入った」と話していました。

 球場も素晴らしく、翔平は「とても面白くてきれいだ」と気に入っていました。やはりグリーンモンスターを見てみたかったみたいです。何人かでその中に行くかという話もあったのですが、特に何も言われないまま終わってしまいました。また来年以降ですね。

 ローン・レッド・シートのことは、翌日に囲み取材で聞かれるまで知らなかったようです。「打撃練習だったので、試合ではどうかな」と話していました。500フィート以上って凄いですけど、最近はたまに出ますよね。翔平ならいずれ、あれを越えるんじゃないですか。

 ところで8月16、17日にはホームで70年代回顧シリーズが行われました。翔平が選んだ70年代の登場曲はルパン三世で、結構良かったと思うのですが、どうでしたか?実は満塁の打席ではピンク・レディーの「UFO」が流れる予定でした。本人は「笑っちゃうかもしれないから、満塁だけにして」と言っていましたけど。実現すれば見ものだったのですが。(エンゼルス通訳)

                        2019年8月30日

続きを表示

2021年7月12日のニュース