オリックス・宮城 “髪がかる”投球でダル&マー君に続く10代快挙 7回2死までノーノー、圧巻13K

[ 2021年6月10日 05:30 ]

交流戦   オリックス3-1巨人 ( 2021年6月9日    京セラD )

<オ・巨2>笑顔で13奪三振の13を作るオリックス・宮城(左)と5本塁打の5を出す宗(撮影・後藤 正志)
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 オリックス・宮城は“神”懸かっていた。7回2死まで無安打。岡本和にソロ被弾して快挙を逃しても、輝きは色あせない。プロ入り初の2桁となる毎回13奪三振の快投で、7回1安打1失点で6勝目。交流戦での巨人戦では06年ダルビッシュ(日本ハム)、07年田中将(楽天)らに続く史上4人目の10代先発勝利を飾った。

 「巨人という強いイメージがある相手に自分の投球ができたのは、少し自信になりました。(ノーヒットノーランは)まだまだ先だと思います。四球で走者を背負っていたので(無安打)とは、あまり気がつかなかったです」

 19歳らしい謙虚な口ぶりとは反対に、圧巻のマウンドだった。ハイライトは4回2死一塁で岡本和と対峙(たいじ)した場面。フルカウントからの9球目、外角チェンジアップで膝から崩れさせた。

 右打者の膝元を突く強烈なクロスファイア、ボールからストライクゾーンへ曲がるバックドアのスライダーにカーブも織り交ぜた緩急で圧倒し、昨年11月6日にプロ初勝利を挙げて以来の本拠地白星。中嶋監督は「期待通りとも言えるし、まだまだできるとも思うよね」と高い潜在能力に舌を巻いた。

 “髪”も気がかりだ。前回2日の阪神戦は5回2失点で今季初黒星。開幕連勝が5で止まった。髪を伸ばしてきた験担ぎをやめ、新しい髪形を模索中だ。帽子からはみ出た外跳ねの襟足はブルーウェーブ時代のマスコット「ネッピー」に激似とファンの間で話題。91年にネプチューンの息子という設定で誕生し、96年のリーグ連覇&日本一など“黄金期の象徴”だけに縁起物かもしれない。

 「(ネッピーの)名前は知っていますが…。1回負けたので髪は切ろうとは思っています。(美容室の)予約を取るのが遅いので遅くとも8月には…、早くて来週…」。いろんな意味で宮城から目が離せない。(湯澤 涼)

 ○…19歳9カ月の宮城(オ)が7回13奪三振、1失点の力投で6勝目。交流戦で10代投手の巨人戦勝利は18年6月3日の山本(オ)以来6人目。うち先発では06年ダルビッシュ有(日)、07年田中将(楽)、12年釜田(楽)に次ぐ9年ぶり4人目で、2桁奪三振は宮城が初めて。

 ○…宮城は初の2桁奪三振。交流戦に限らず、オリックス投手の13奪三振以上は、4月1日ソフトバンク戦の山本(13奪三振)以来。左腕では、91年6月28日近鉄戦で星野伸之が13三振を奪って以来30年ぶりだ。

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