日本ハム大敗も「北の拳士ロウ」杉谷、意地の一発 東京ドームで「前のめり魂打法」

[ 2021年5月12日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム1―9オリックス ( 2021年5月11日    東京D )

日ハム・杉谷(撮影・村上 大輔)
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 日本ハムは東京ドームで無観客開催した試合は大敗も「北の拳士ロウ」こと杉谷拳士が意地の一発を放った。

 オリックスの「ラオウ」こと杉本が初回に放った特大弾に負けじと直後の攻撃で左腕・宮城の直球を強振。看板までは届かなかったが、左翼席の中段で弾んだ。今季1号が楽天・涌井の今季初被弾だったが、2号は宮城のプロ初被弾。プロ初本塁打を放った12年以来9年ぶりの東京ドームでの一発を自ら「前のめり魂打法」と命名し「東京ドームで“魂”を見せることができてうれしい」と喜んだ。

 ここ4試合で2本塁打を放っている杉谷について栗山監督は「状態を魂が押し上げている。チームに一番、必要なのはああいう思い」と評価。最下位に低迷するチームはコロナ禍で主力の多くも離脱しているが、元気印は決して下を向かない。(東尾 洋樹)

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2021年5月12日のニュース