DeNA三嶋またもリリーフ失敗 今季4被弾はすべて巨人戦 0・64だった防御率が2戦で2・81に

[ 2021年5月12日 22:14 ]

セ・リーグ   DeNA5―5巨人 ( 2021年5月12日    横浜 )

<D・巨8>9回2死一塁、岡本(右)に中越え2ランを浴びた三嶋(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 DeNAの守護神・三嶋一輝投手(31)が連夜のアーチ被弾でまたもリリーフに失敗した。

 5―3で迎えた9回に登板。先頭の梶谷を空振り三振、続く重信を三ゴロに仕留めて今季巨人戦8試合目での初勝利にあと1死まで迫った。だが、丸に初球スライダーを右前打されると、続く岡本和に1ストライクからの2球目、内角直球をバックスクリーン右へ同点アーチとされると、ショックのあまり、その場にしゃがみこんだ。

 DeNAは0―3で迎えた2回、宮崎がバックスクリーンへ3号2ランを放ち、1点差。その後、試合は膠(こう)着状態となったが、2―3のまま迎えた8回、2死一塁からソトが右中間スタンドへ起死回生の4号2ランを放って逆転すると、牧も2者連続となる8号ソロで続いて5―3と2点リードを奪っていたが、リードを守れなかった。

 三嶋は3月26日に行われた巨人との開幕戦(東京D)で7―7で迎えた9回に先頭の代打・亀井にスライダーを右翼スタンドへ運ばれ、NPB史上初の開幕戦代打サヨナラアーチを被弾。前日11日の巨人戦(横浜)では2―2で迎えた9回1死から若林にフォークを右翼ポール際まで運ばれ勝ち越されると、続く吉川にはスライダーを左中間スタンドに叩き込まれる2者連続アーチを浴びて敗戦投手となっていた。

 三嶋が今季浴びた本塁打は計4本。そのすべてが巨人戦となり、今月9日まで0・64だった防御率はこの2試合で2・81となった。なお、DeNAはこれで今季巨人戦成績が5敗3分け。開幕から8戦勝ちなしとなっている。

続きを表示

この記事のフォト

2021年5月12日のニュース