天理・達 準々決勝で左脇腹痛めていた…登板せず敗退も「監督と相談して決めました」

[ 2021年3月31日 13:46 ]

第93回選抜高校野球大会第10日第1試合 準決勝   天理0―2東海大相模 ( 2021年3月31日    甲子園 )

<天理・東海大相模>スタメンを外れ、ベンチに戻るナインを迎える天理・達(左から2人目)(撮影・後藤 正志)
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 第93回選抜高校野球大会第10日は31日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準決勝が行われた。第1試合では、天理(奈良)が0―2で東海大相模(神奈川)に敗れ、24年ぶりの決勝進出はならなかった。

 最速148キロを誇るエース右腕の達孝太(3年)は登板せず、聖地から姿を消した。達は20日の1回戦・宮崎商戦で161球を投げ完投、25日の高崎健康福祉大高崎戦では134球を投げ完封。29日の準々決勝・仙台育英戦でも8回164球を投げたが、3回にバント処理をした際に、左脇腹を痛めていたことを告白。「試合終わってから痛くて、なんだろうと考えたときに、バント処理で滑ってしまって、可能性としてはその時に痛めたのかなと思います」と明かした。

 ただ、重傷ではなく、登板しなかった詳しい経緯を説明。「投げることがあれば投げられる状態だった。今だけを見て野球をすれば全然投げられるんですけど、1日でも長く野球をすることを考えれば、今日は投げるべきではないという自分の判断で、今日は投げなかったです。自分はやはりメジャーリーガーという目標がある。ここの試合だけを考えて投げることは全然できたんですけど、そこにいくために今、故障してもまったく意味がないので、監督と相談して決めました」と淡々と話した。

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2021年3月31日のニュース