オリックス・平野佳 自著「地味を笑うな」片手にチーム合流「宣伝してないですよ」

[ 2021年2月12日 05:30 ]

<オリックスキャンプ9日目>Bグループにあいさつに行った平野佳寿は自著をネタに笑いを誘いつかみはバッチリ(撮影・井垣 忠夫)
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 4年ぶりに古巣復帰したオリックス・平野佳がキャンプに合流し、始動した。練習前には著書「地味を笑うな」を取り出して自己紹介する“らしさ”全開のスタイルで、瞬時にチームに溶け込んだ。

 「あいさつがあると聞いたので持ってきました。一冊だけ。家にはなかったので買いました。ネタですよ、宣伝はしていないです」

 慣れ親しんだ背番号16を背負う右腕。明るいキャラクターも以前のままだった。比嘉や海田ら旧知もいるが、投手陣は若返りが進むだけに10日の丸刈り会見に続く“本音トーク”で打ち解けた形だ。

 12日にブルペン入り予定。この日は若手に交じって軽く動き、ドラフト1位・山下(福岡大大濠)とも談笑。「“良い体してるね、ケツでけえな”って。キャッチボールを見ましたけど、肩甲骨の使い方もきれい。話した感じも大物感が漂っている」。救援陣の大黒柱としての役割も求められるベテランは「強いチームをつくれるように。全体の底上げに役に立てたら」と力を込めた。(湯澤 涼)

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