日本ハム担当・東尾記者指摘 清宮は“脱・反応打ち”、配球への対応課題

[ 2020年12月29日 05:30 ]

配球への対応力が求められる日本ハム・清宮
Photo By スポニチ

 日本ハムの栗山監督は、清宮が入団直後は配球は読まずに来た球を反応で打ちたいタイプだと明かしたことがある。ただ、主力選手でさえ、反応で打つことができるのは一握りだ。まして、投手は一発のある清宮に簡単に直球でストライクを取りにこない。直球を見せ球に、変化球を内外角に散らして打ち取られるのが一つのパターンだった。だが、今季は相手の攻め方の傾向を分析して対応する姿も見られた。

 打撃練習ではチーム屈指の飛距離を誇る。ハンドリングの柔らかさも定評があるだけに、一発の危険性の少ない外角中心の攻めとなる相手バッテリーに対し、まずは外角球を確実に捉える。安打を積み重ね、当たりどころがよければ本塁打という打席が増えていけば、最終的に本塁打増につながるはずだ。

 主砲の中田も「(現時点での)評価は凄く低いかもしれないけど、ポテンシャルはある」と能力の高さを認める。プロの配球への対応力を高められるか。それが大きなテーマと考える。(日本ハム担当・東尾 洋樹)

続きを表示

2020年12月29日のニュース