阪神、近本が出て大山が還す!「100得点」&「100打点」で優勝へ新選手会長&新主将が共闘誓う

[ 2020年12月29日 05:30 ]

大山(左)と自主トレをする近本(球団提供)
Photo By 提供写真

 阪神の近本光司外野手(26)、大山悠輔内野手(26)、ドラフト5位・村上頌樹投手(22=東洋大)が28日に兵庫県内での自主トレを公開し、オンライン取材に答えた。来季から新選手会長と新主将に就く両雄の合同自主トレは初めて。それぞれ100得点と100打点を期待され、悲願の優勝へ改めて共闘を誓った。

 新選手会長と新主将が“初合体”した。同学年で仲が良く、共通のトレーナーに指導を受けていることで実現した合同自主トレ。来季の看板2人が、試合でも“コラボ”してチームを勝利に導く意気込みを見せた。

 「そりゃあ、悠輔に還してもらうしかないんで。3、4、5番に還してもらうしかない。自分でどれだけ走っても、そんなに(得点を)取れるものじゃない。期待しかできないですね」

 来季の目標の一つに「100得点」を設定する近本が言葉に力を込めた。矢野監督は来季も基本的には「1番近本」、「4番大山」で臨むことを示唆。必然的に近本の得点数と大山の打点数はリンクする。筋トレ、守備など濃密なメニューが組まれた自主トレでは互いの打撃をチェックしながら意見交換。近本は「トレーニングで体の使い方のコツを僕は知っていて、悠輔は知らない。それでも勝てなかったので、やっぱり悠輔はパワーだけじゃなく、体の使い方も分かっているんだなと」と刺激を受けていることを明かした。

 大山は数字は設定しなかったが、「やっぱりチームのためになるのが打点だと思っているので、その数はこだわりたい」と言い切った。今季は120試合制で85打点を挙げており、143試合換算なら101打点。毎年「昨日の自分を超える」と目標に置いており、「100打点」はクリアすべき数字となる。

 ともにチームをけん引する立場となり、大目標は同じ。近本が「個人の成績というよりもまずチームが頂点、優勝を目指してやっていく」と掲げれば、大山も「僕ら2人というよりチーム全員でやっていく。その中でも先頭に立つ立場なので、お互い助け合いというか、力を合わせてできればもっともっと良くなっていく」と決意を新たにした。両者がこだわりの数字を大台に乗せれば、優勝はおのずと近づく。(山添 晴治)

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2020年12月29日のニュース