今季限りで現役引退の高橋朋己 開幕前に引退の意向を伝えていた トークショーで明かす

[ 2020年12月29日 16:35 ]

トークショー内の企画に笑顔を見せる西武・木村(左)&高橋朋
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 西武の木村文紀外野手(32)と今季限りで現役を引退した高橋朋己投手(32)が29日、埼玉県川越市内の川越プリンスホテルでランチ&トークショーを開催。約200人のファンが詰めかけた。2人でオフにトークショーを行うのは3度目で、「名コンビ」からは極秘エピソードが連発した。

 14、15年に守護神として活躍も、左ひじ、肩の故障に悩まされ18年オフから育成契約となった高橋朋は、10月20日の引退会見では8月上旬の打撃投手時に左腕に激痛が走り引退を決意したと明かしていた。だが実際には6月の開幕前に決断し、球団側に伝えていたという。

 球団側に「開幕前(今季はコロナ下で開幕は6月下旬)に引退を決めるな。まだあきらめるな」と言われ、満身創痍(そうい)でシーズンに突入した。「そう言ってくれた球団に本当に感謝がある。これからもアカデミーコーチを全力で頑張りたい」と話し、拍手喝采を浴びていた。

 木村は10月7日のソフトバンク戦で、今季最優秀中継ぎ賞を受賞したソフトバンクのモイネロから3―3の8回2死三塁から決勝の左中間二塁打。「ガッツポーズをしたけど、本当はもっとひっくり返って喜びたかった。凄い投手。例えばあいつのカーブは、この場所で言ったら舞台の上から落ちてくる感じ。本当にうれしかった」と話した。

 また2人は新人王を獲得した平良にも触れた。高橋朋を慕う平良が左腕の登場曲、E―girlsの「Follow Me」を使用していることに、高橋朋が「本当にうれしい」と言うと、木村が苦笑い。
 平良が好意で使用していると思いきや、高橋朋の圧力?も見え隠れしているようで、木村が「シーズン中に平良に“可哀相だな。本当は自分の好きな曲で登場したいだろ”と言ったら“はい”と言っていた」と衝撃エピソードを明かし、場内は爆笑に包まれていた。

 最後はサプライズで場内が暗くなり「Follow Me」が流れた。さらにファンがペンライトで壇上の高橋朋の功績を称えた。 すると左腕は「びっくりした。何が始まるのかと思った」と笑顔を見せ、盛会のうちに会は終了した。
 

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2020年12月29日のニュース