ともに17年ドラ1 日本ハム・清宮とヤクルト・村上データ比較 

[ 2020年12月29日 05:30 ]

清宮と村上の年度別打撃成績
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 日本ハム・清宮とヤクルト・村上。ともに17年ドラフト1位指名を受け高卒ルーキーとして入団した。3シーズンが経過し2人の成績に大きな開きが生じている。各種の打撃データを比較し、その差を検証してみた。(記録課・宮入 徹)

 ★横ばい本塁打 清宮は1年目で7本塁打まで積み上げたが翌19年、今季といずれも7本止まり。一方、村上は1年目こそ1本に終わったが、2年目は高卒2年目では最多タイとなる36本塁打。今季はリーグ2位の28本塁打と4番の重責を果たしている。

 ★左腕が苦手 今季清宮の7本塁打は全て右投手から。通算21本塁打のうち、左投手は19年8月21、22日西武戦で榎田、佐野から放った2本だけ。打率も今季は対右腕は.198だが、対左腕は.105とさっぱり。村上が左腕に.288、7本塁打と健闘しているのとは対照的だ。

 ★追い込まれるとダメ 今季2ストライク時の打率は.103。18年が.146で19年が.151だから今季は自己ワーストだ。村上の場合、18年.100→19年.149→今季.254と年々アップ。清宮は粘り強さを見習いたい。

 ★低調な試合前半 今季イニング別の打率を見ると1~5回の前半戦は.139、1本塁打。特に初回に限ると11打数無安打と散々な内容だ。6回以降は.250、6本塁打と尻上がりになっており、試合序盤の改善が求められる。 

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