ソフトバンク・松本晴 進化証明プロ最長8回1/3を2失点 逆転負けも「ゲームをつくることはできた」

[ 2026年4月20日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1―2オリックス ( 2026年4月19日    みずほペイペイ )

<ソ・オ(3)>9回途中1失点と力投した松本晴
Photo By スポニチ

 ソフトバンクの松本晴投手(25)が19日のオリックス戦でプロ4年目にして自己最長8回1/3に到達した。1―1の9回に勝ち越しを許し、今季初黒星となったものの、課題といわれ続けたスタミナ面に不安がないことを証明。小久保裕紀監督(54)は信頼し、9回も託したと評価した。チームは2カード連続負け越し、今季無敗で昨季から続いた“土日”の連勝は10で止まったが、期待の左腕が殻を破った日となった。

 プロ4年目で初完投の権利まで、あと2人だった。松本晴は痛恨の決勝打を許した。

 「もったいないですね。あそこは勝負を急いだ。反省するところで技術不足。でも、ゲームをつくることはできました」

 1―1の9回1死二塁、打席は西川。18日に上沢が同じ9回1死で中前打されてノーヒットノーランを逃した巧打者だった。4回2死では打者12人目の西川にチーム初安打を許していた。この日4度目の対戦で、1ボールからの2球連続直球が真ん中に入った。きれいに捉えられた打球は、中前に転がった。勝ち越されて、マウンドを木村光に譲った。

 「もう少しスマートに、頭を使えば良かったかな」。首をかしげ、顔をしかめた。オリックス戦の初勝利が懸かっていた。粘り抜けばチームトップの3勝目だった。ただ、1点リードの8回先頭で森友に同点ソロを被弾。悔やみ切れない終盤が響き、今季初黒星がついた。それでも自己最長8回1/3を投げたことは今後への収穫だった。

 序盤から変化球は切れがあり、最速148キロの直球も伸びた。7回終了時で被安打3の68球。小久保監督は過去、7回が最長だった左腕に続投を託した。12日の日本ハム戦は2回2/35失点KO。雪辱し、成長してほしい“親心”だった。結果的にやられたが「彼のキャリアを考えても、前回やられてね、今回本来ならば最後までいければ良かった。あいつに託そうと思ったし、前回よりも全然良かったですよ」と指揮官は納得の言葉だった。

 松本晴は「課題はスタミナ」と指揮官に明確な指摘を受けていた。昨年11月には「終盤に簡単に攻略されないために、自分の投球の幅を広げる」と渡米し、変化球を改良。的を絞りにくくする省エネ投法につながるフォームのバランスも追求した。「ウエートで下半身の強度を毎回、調整しました。疲れず球も安定します」と手応えもつかみつつある。

 次回の先発が予想されるのは26日ロッテ戦。樟南で3年間を過ごした鹿児島開催だ。「勝てるピッチングができなかったのが課題。9回はしっかりと気合は入れていったんですけど気合だけじゃなく、工夫が必要です」。この1週間で修正点を洗い出し、第二の故郷のマウンドに立つ。(井上 満夫)

続きを表示

この記事のフォト

「ソフトバンク」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年4月20日のニュース