ソフトB・柳田 5年ぶりMVPは「一番の目標だったので格別」 来季へ抱負「数字は全部超えたい」

[ 2020年12月17日 19:07 ]

7月28日、通算1000安打を達成し記念ボードを手に笑顔を見せるソフトバンク・柳田
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 プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2020 supported by リポビタンD」が17日、都内で行われ、今季の最優秀選手賞(MVP)にセ・リーグは巨人の菅野智之投手(31)、パ・リーグはソフトバンクの柳田悠岐外野手(32)が選ばれた。菅野は14年以来、柳田は15年以来でともに2度目の受賞となった。

 15年以来5年ぶり2度目のMVP。ソフトバンク・柳田は「(2年間)優勝を逃してから、これが一番の目標だったので格別です。優勝しないと難しい賞だと思うので、チームメートに感謝したい」と喜びを口にした。

 今季は開幕からチームの主軸として、打線をけん引した。7月には月間打率・433のハイアベレージを残し、同28日の西武戦では通算1000安打を達成。月間32得点のプロ野球タイ記録もマークした。変則日程が組まれたシーズンだったが「体が元気なので」とコンディションの維持を意識し、1年間を乗り切った。

 今年一番の本塁打には8月14日のオリックス戦で左腕・山崎福から放った3ランを挙げる。「内角に目付けをして、反応で打てた」と納得のできる一発だった。119試合で打率・342、29本塁打86打点。それでも柳田は「今年はいい一年だったけど、個人的には(終盤に)ホームランが止まってしまった」と2年ぶりの30発に届かなかったことを悔やみ、来季への課題とした。

 来季に向けては「来年は試合数も戻ると思うので、今年より積み重ねる数字は全部超えたい。また来年が勝負だと思う」と意気込んだ。

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