今季は過密日程でブルペンデー増加 3日はパットン、平井らが先発

[ 2020年9月3日 18:39 ]

<巨・D>力投するパットン(撮影・森沢裕)
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 6連戦の過密日程が続く今季は多くの球団が「ブルペンデー」を採用している。3日は、DeNAのパットンがNPB194試合目で初先発。メジャーでの52試合登板も全て救援で、先発はマイナー時代の13年までさかのぼる。西武・平井とヤクルト・風張はプロ2試合目の先発だ。

 「ブルペンデー」は、MLBで近年定着している戦略で、救援投手の継投で1試合を完了させる。先発投手の駒が不足している選手層の薄いチームが多用し、小刻みにタイプの違う投手を投入することで相手を幻惑させるメリットがある。

 その進化形が「オープナー」で、18年5月にレイズが初めて導入した。MLBでは2番に強打者を置くことが多いため、失点の確率が高い初回に力のある救援投手を起用。2回から本来の先発を投入することで、上位打線との対戦を減らすことができる。同年は78試合で採用し、44勝34敗。また、エンゼルスは19年7月12日のマリナーズ戦で「オープナー」による2投手での無安打無得点試合を達成している。

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