プロ1号を放ったロッテ・佐藤が祝福の言葉にデレデレとなった相手とは

[ 2020年9月3日 23:02 ]

パ・リーグ   ロッテ8―5西武 ( 2020年9月3日    ZOZOマリン )

<ロ・西>空に月、手にホームランボール。笑顔の佐藤(撮影・長久保 豊)
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 2回にプロ1号となる先制ソロを放ったロッテのドラフト2位・佐藤が、試合後に一番の笑顔を浮かべたのは「ナイスホームラン!と声をかけてもらいました」と振り返った瞬間だった。

 その相手は西武・栗山だ。本塁打を放った直後の3回、打席に入った栗山から祝福された。

 佐藤にとって憧れの人だ。同じ右投げ左打ちの打者としてはもちろんだが、12年から西武の主将を5年間務めたそのキャプテンシーは参考であり、目標だった。

 「言葉より、背中で引っ張る真のリーダーという感じがした。そしてプレーでも結果を出す。栗山さんのようにチームの誰からも頼りにされる存在になりたい」

 東洋大4年時には主将を務めたが、当然お手本は栗山だった。

 この日は栗山の37歳の誕生日だった。捕手としての対決では3打席で2四球、1三振。「栗山さんの誕生日だったのでちょっと複雑なんですけどね」。このときばかりは、栗山ファンの少年の素顔になっていた。

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2020年9月3日のニュース