ヤクルト・マクガフ 無人の一塁へのけん制球でボークと悪送球が記録 野球規則では…

[ 2020年9月3日 23:04 ]

セ・リーグ   ヤクルト3―4阪神 ( 2020年9月3日    甲子園 )

<神・ヤ>7回2死二、三塁、マクガフのけん制悪送球について梅木球審の説明を聞く高津監督(撮影・大森 寛明)
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 ヤクルトが前代未聞の珍プレーにより逆転負けを喫した。1点リードの7回、1死一、三塁からマウンドに上がったマクガフが痛恨のミス。2死から近本を迎え一塁走者・陽川に二盗を許し二、三塁となると、無人の一塁ベースへけん制球。当然、一塁手の坂口はベースカバーに入っておらず、ボールはファウルグラウンドを転々。マクガフにボークと悪送球がつき、ヤクルトは一気に逆転を許した。

 ▽走者がいない塁へのけん制 公認野球規則の6・02(a)にボークの規定があり、(4)に「投手板に触れている投手が、走者のいない塁へ送球したり、送球するまねをした場合」とある。今回のケースも一塁に投げた時点でボークは宣告された。さらに、【規則説明1】に「投手がボークをして、しかも塁または本塁に悪送球(投球を含む)した場合、塁上の走者はボークによって与えられる塁よりもさらに余分な塁へアウトを賭して進塁してもよい」とあり、さらに【注】で「余分に進もうとしたときには、ボークと関係なくプレイは続けられる」と明記されている。

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