ヤクルト 珍プレーで逆転負け 2死二、三塁なのにマクガフが一塁へけん制球

[ 2020年9月3日 21:26 ]

セ・リーグ   ヤクルト3―4阪神 ( 2020年9月3日    甲子園 )

<神・ヤ>7回、自らのけん制悪送球で逆転を許したマクガフは肩を落として降板する(撮影・大森 寛明)
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 ヤクルトが前代未聞の珍プレーにより3―4で逆転負けを喫した。1点リードの7回、1死一、三塁からマウンドに上がったマクガフが痛恨のミス。2死から近本を迎え一塁走者・陽川に二盗を許し二、三塁となると、無人の一塁ベースへけん制球。ボールが転々としている間に2点が入り逆転を許した。2番手の高橋が4回1/3を3安打2失点(自責点1)で3敗目を喫した。

 1950日ぶり2度目の先発マウンドとなった風張は初回、先頭の近本に死球。さらにワイルドピッチで無死二塁とされると、木浪に右中間への適時二塁打で先制を許す。2死三塁となって大山には中前適時打を浴び失点。2回3安打2失点での降板となった。

 打線は4回に青木、山田哲、村上の3連打で1点を返すと無死一、三塁から塩見の二ゴロの間に1点返し同点に追いつく。さらに2死一塁からエスコバーの右中間への二塁打で坂口が一塁から一気に本塁を狙うも憤死。一気に逆転とはならなかった。

 2番手としてマウンドに上がった高橋は3回から6回まで三者凡退。被安打1のみで2つの併殺打を含め二塁を踏ませない安定感抜群の投球を見せた。

 すると7回、坂口、エスコバーの連打で無死二、三塁のチャンス到来。西田が二ゴロ、高橋が空振り三振で2死二、三塁となってしまったが山崎の打球が投手を強襲。転がったボールにすかさず反応した能見だったボールが手につかず。記録上は投ゴロ失策となって1点を勝ち越した。

 しかしその裏、まさかの珍プレーにより逆転を許す。高橋はボーアと陽川に安打を浴び、1死一、三塁とされたところで降板し、3番手のマクガフがマウンドへ。マクガフは代打・中谷を空振り三振に打ち取って2死一、三塁としたが、近本のカウント1―0から一塁走者・陽川に楽々と二盗を許す。しかしここで一塁にまだ走者がいると勘違いしてしまい、一塁へけん制球。当然、一塁手の坂口はベースカバーに入っておらず。ボールはファールグラウンドを転々。その間に2者が生還し逆転を許した。

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