野村謙二郎氏 コロナ禍の中で野球をやっていく難しさ パットン先発、驚きはしたがダメだとは思わない

[ 2020年9月3日 22:43 ]

セ・リーグ   巨人13―4DeNA ( 2020年9月3日    東京D )

<巨・D>2回、マウンドを降りるパットン(左から2人目) (撮影・森沢裕)
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 【野村謙二郎 視点】パットン先発は驚きはしたが、決してダメだとは思わない。異例の13連戦中で、今後の天候次第で先にも大型連戦が増える可能性がある。先を見据えた上での体調、球数などのリスクマネジメントから生まれた策で、このコロナ禍の中で野球をやっていく難しさを物語る。選手たちは本当に大変な中で必死にプレーしているし、彼らの状態を誰よりも把握し、知恵を絞っているのは、各球団の首脳陣に他ならない。

 ブルペンデーで、なぜ先発がパットンだったのか。一つ思うのは、負け試合となってしまった時にパットンを使えなくなるリスク。大量ビハインドの展開で使う投手ではなく、ブルペンで温存する展開ではもったいない。ならば最初に投げさせようと。チームの投手陣全体を見渡した上でのマネジメント。例えばこの日は8回に抑えの三嶋が投げたが、8月27日を最後に登板間隔が開きすぎており、これも一つのマネジメント。ブルペンデーは一人目が肝心なので、そこに力のある投手を使いたいのも一つ。今季は巨人に分が悪く、何としても勝ちたいという考えの中で出たアイデアだと思う。

 パットンは試合前のブルペンから見たが、かなり球数が多く普段通りには映らなかった。試合でも体が開いて、球が上ずっていた。一方で佐野の落球など不運もあった。あそこを乗り切れば、展開は違っていたかもしれない。結果的には裏目に出たのは確かで、DeNAには非常に痛い3連敗となってしまった。(本紙評論家)

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