ヤンキースのチャップマンに3試合の出場停止処分 危険な“暴投”に異例の厳罰

[ 2020年9月3日 07:44 ]

チャップマンをなだめるビスコンティ審判(AP)
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 大リーグは2日、ヤンキースのクローザー、アロルディス・チャップマン(32)に対して3試合の出場停止処分を科した。1日に行われたレイズ戦の9回、指名代打だった筒香嘉智(28)の代打として右打席に立ったマイケル・ブロソー(26)に対して頭部すれすれに101マイル(162・3キロ)のストレートを投げたためで、ボールはバックネット下の壁を直撃。試合は5―3でヤンキースが勝ってレイズの連勝は6で止まったが、両軍ベンチ総出のもみあいとなった。

 ヤンキースのアーロン・ブーン監督(47)とレイズのケビン・キャッシュ監督(42)も1試合の出場停止と罰金(金額は不明)処分。この2チームはかねてから危険球をめぐって騒動が起こっており、8月8日の試合でもレイズの投手陣がヤンキースの打者の頭部付近にボールを投げていた。

 なおチャップマンは通訳を通じて「故意に投げたわけではない」として不服申し立ての手続きをすると見られている。

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