大分商・川瀬 夜行フェリーで到着即登板も粘投5回2失点 交流試合へ気合「甲子園に名前残したい」

[ 2020年7月11日 18:44 ]

練習試合   明石商3―0大分商 ( 2020年7月11日    明石商グラウンド )

<明石商・大分商>先発し5回2失点だった大分商・川瀬(撮影・亀井 直樹)
Photo By スポニチ

 直接対決には敗れても、今秋ドラフト候補の底力は見せた。大分商の最速148キロ右腕・川瀬堅斗投手(3年)が先発し、5回2安打2失点。4日の練習試合で痛めた左足太もも裏の肉離れが完治していない中での投球となり5四球を与えたが、この日最速141キロの直球と得意のカーブを織り交ぜ、最速151キロ右腕の明石商・中森俊介投手(3年)と堂々と渡り合った。

 「(中森は)意識はしませんでした。ホームランとフォアボールが良くなかった。無駄なランナーを出さないようにしたい」

 3回にはソロ本塁打を浴び、5回にも追加点を許したが、要所は締め大崩れしなかった。前日19時に大分を発ち、フェリーで当日朝に明石に到着の強行軍。それでも船内では兄の晃も所属するソフトバンクの試合を見て過ごし、柳田のサヨナラ弾に盛り上がりリラックスできたという。

 大分商は甲子園の交流試合で花咲徳栄との開幕カードとなった。「井上(朋也)選手をはじめ、打のチームだと思っている。自分がどう抑えていくか。甲子園に大分商という名前を残したい」。異例の夏の幕開けは、自身の快投からスタートさせるつもりだ。

続きを表示

2020年7月11日のニュース